ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2019.11.9 18:46ゴー宣道場

明日は九州ゴー宣道場!

明日は九州ゴー宣道場。
議論の一つの柱に、
「フェミニストは泥にまみれないのか?」
があるのだけど、私はフェミニストのことを
よく知らない。
というわけで、上野千鶴子『女ぎらい』を
今日は読んでいる。
女ぎらいとは、ミソジニーというらしい。
これは男にも女にもあって、
男にとってのミソジニーは女性蔑視、
女にとってのミソジニーは自己嫌悪。

私も過去を振り返ると、女であるというだけで
抑圧された経験はたくさんあるから、
このミソジニーを持っているのだと思う。

しかし、なんだかなあ。
こうした分析は、自分の中にある無意識の心理状態に
気づかせてくれる部分もあるのだけど、
男=支配、女=被支配、の構図が隅々まで行き渡っていて、
喉の奥にモノがつかえたような感覚がつきまとう。
世の男が、女を「女」というだけで
十把一絡げに捉えていることを批判するけれど、
筆者自身、女として、男を十把一絡げにして論じている。

どうもひと昔前の女性性の抑圧が前提にありすぎて、
分析はするけどあとは放ったらかし。
男が女を蔑んでいたように、女も男を蔑めばよいのか???
それって健全な精神構造か???
男と女が非対称であるのは当たり前だと思うけど、
それを何でも差別として片づけていいのか?
という疑問はぬぐえない。

ともあれ、明日は九州ゴー宣道場!
設営隊の皆さんは何日も前から準備のため
頻繁に連絡を取り合っている。
いつもありがとうございます。
ご参加の皆様、会場でお目にかかりましょう!

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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